整形外科

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骨折とは?

整形外科は、「骨と関節、運動器の外科」ですが、外傷(けが)も重要な診療範囲になります。その中でも「骨折」の治療は、我々整形外科医の専門とするものです。しかし一言で「骨折」といっても、一般には分かりにくい部分も多いのではないでしょうか。そこで概要についてお話をします。

骨折とは、文字通り”骨が折れる”ことですが、正確には次のような状態を指します。”直達(ちょくたつ)もしくは介達(かいたつ)外力によって、骨が一部または完全に解剖学的連続性を断たれた状態”です。また、よく”骨にひびが入った”といいます。これも一部の連続性が断たれた状態で、不完全なかたちの骨折のことです。

骨の折れ方もさまざまです。腕や太もも・すねなどの長い骨は、多くの場合、ポキンと2つに折れるかたちをとります。背骨のような円柱状の骨は、圧迫骨折といって、つぶれるかたちをとります。ほかにも、腱や靱帯が付着する骨の部分が剥がれる剥離骨折、骨がバラバラに割れた状態の粉砕骨折など、骨折した部位や程度によりいろいろなかたちがあります。

整形外科医は、この多種多様な骨折を、診察所見、X線写真、CT・MRI写真などで診断します。そして、血管・神経や内臓損傷などの合併損傷の有無を確認し、治療します。

治療の原則は、整復(ずれた骨を戻す)と固定です。その方法は大きく分けて保存療法と手術療法になります。保存療法には、牽引(けんいん)(引っ張って戻す)、ギプス固定、装具などがあります。これらの保存療法でうまく治せない場合は、手術療法が選ばれます。骨がもと通りの丈夫さを取り戻すために必要な期間は、2~4ヵ月です。さらに治療を受けるだけではなく、患者の皆さんが頑張ってリハビリテーションを進めないと、治すことができません。

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